ホテルライクなインテリアにするには?部屋づくりのポイント

生活感がなくリラックスできる雰囲気のあるホテルライクなスタイルは、多くの人が憧れを持つインテリアテイストの一つです。「旅で訪れたホテルのようなインテリアにしたい」と思う方も多いのでは。

最近ではホテルライクなインテリアテイストは、以前よりも洗練されたモダンな方向にシフトしています。そんなホテルライクな上質な部屋づくりのポイントをまとめました。

目次

ホテルライクなインテリアとは?

ホテルライクなインテリアとは、文字通りホテルのようなインテリアのこと。上質な素材が使われ、生活感のない非日常的な空間でありながらも、くつろいで過ごせる雰囲気があるインテリアテイストです。

ホテルにはクラシックホテルやリゾートホテルなどもありますが、ここでは上質でモダンな洗練されたホテルライクなスタイルをイメージしています。

ホテルライクなインテリテイストは特にこんな方におすすめです!

  • シックな大人のインテリアを目指したい方
  • 非日常的な生活感のない雰囲気を好む方
  • 上質なインテリアに囲まれたい方
  • 夜は陰影のある灯りでくつろいで過ごしたい方

ホテルライクな部屋をつくるポイント

カラー:シックなカラーが基本

ホテルライクなインテリアを目指すには、シックなカラーでまとめるのが基本。中でも、アイボリーやベージュ、ブラウン系、グレー、ネイビーといったカラーが、上品で落ち着きがありながらもスタイリッシュなイメージをつくるのに向いています。

また、色数が多いと雑多な印象になりやすいため、使う色を3色程度に抑えるのもポイントです。

素材:テクスチャーにこだわった上質な素材

ホテルライクなインテリアは上質な雰囲気を醸し出すように、使う素材にこだわることも大切です。木やファブリックなどはテクスチャーにこだわって選びます。木製の家具は、無垢材や突板など、本物の木を使っているものを選ぶのが理想的です。

新築やリノベーションをするときには、床材も同様に無垢材や突板のフローリングを選ぶほか、石を取り入れたり、タイルも質感を重視して選びましょう。

照明:スタンドを使った多灯照明

ホテルの客室の照明は天井のダウンライトのほか、床面に置かれた背の高いフロアライト、ナイトテーブルやデスクの上のテーブルライトで構成されているのが一般的です。天井の主照明だけではなく、フロアライトやテーブルライトを組み合わせて、複数の照明器具による多灯照明にすることで、陰影のあるリラックスできる空間が生まれます。

ただし、ホテルの照明は落ち着いた雰囲気でリラックスして過ごせる明るさですが、日常生活を送る住まいには暗いという点に注意が必要です。新築やリノベーションの際には、主照明を調光できるタイプのダウンライトにして十分な明るさを確保して、夜は調光して照度を下げて過ごすのがおすすめです。また、壁面にブラケットライトを設置すると、多様な照明器具による灯りの空間がつくれ、よりホテルライクな空間を演出できます。

家具:肘掛のあるシンプルなソファ

リビングのソファはシンプルなデザインのものを選択。張地は無地、または地模様のあるものを選びます。肘掛のあるアームソファはフォーマルな印象を与えます。

収納:壁面収納など隠す収納

収納が足りないと、モノが出しっぱなしになりやすく、生活感が出てしまう要因になるため、収納量を確保しておきたいところ。また、ホテルライクなインテリアには、見せる収納よりも隠す収納が向いています。壁面収納を設置すると、壁面をすっきりと見せながら収納量を確保できます。

カーテン:シンプルな無地

リビングや寝室のドレープカーテンは、アイボリーやベージュ、グレーなどの無地のカーテンが向いています。レースカーテンはシンプルなボイルレースカーテンを選び、裾に折り返し部分のないウェイトテープ仕上げにするときれいです。

あるいはロールスクリーンやバーチカルブラインドなども、シンプルなデザインのため向いています。

レイアウト:寝室はシンメトリーの配置

寝室はベッドやナイトテーブル、テーブルスタンド、あるいは壁面のミラーやアートなどをシンメトリーのレイアウトにします。シンメトリーとは左右対称という意味で、均整がとれた安心感を与えるレイアウトです。

小物1:クッション&枕は複数個

ソファやベッドの上には、クッションや枕を数個置きます。特にベッドは枕やクッションを多めに配置すると、ホテルらしさが演出できます。クッションは、読書をするときに背もたれとの間に挟むなど、リラックスして過ごすときにも便利です。

また、クッションカバーはソファやベッド、ベッドカバーよりも濃い色を選ぶと、アクセントになります。

小物2:大きめの小物・アートを配置

ホテルライクなインテリアにするには、隠す収納を基本として、キャビネットの上などに大きめのフラワーベースやオブジェを飾ることもポイント。空間につながりをつくるため、壁面に飾るアートはカーテンやクッションなどのいずれかのファブリックと色を合わせたアイテムを飾りましょう。

まとめ

ホテルライクなインテリアの部屋づくりでは、一つひとつのアイテムをこだわって選んでいくことが大切です。質感を重視したアイテム選びで、上質で洗練された空間を目指しましょう。

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執筆者

運営者。インテリアコーディネーターの資格・経験を持つライター。

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