バラバラのダイニングチェアでおしゃれな空間をつくるコツ

ダイニングで使うテーブルや椅子は、ダイニングテーブルとダイニングチェアをセットで購入するケースや、ダイニングテーブルに合わせて同じ椅子を揃えるケースが一般的です。

しかし、あえてデザインの異なるダイニングチェアを選んで、バラバラの椅子をコーディネートすると、ワンランク上のおしゃれな空間になります。実際にカフェなどで、テーブルにバラバラの椅子を組み合わせているのを目にしたことがあるのでは。

バラバラのデザインのチェアを組み合わせるのは、一見難しいと思われがちですが、セオリーを守れば意外と難しくありません。

今回は不揃いのダイニングチェアを選んで、失敗しないためのコーディネートのコツをまとめました。

目次

バラバラのデザインのダイニングチェアを選ぶメリット

ダイニングの家具として、あえてバラバラのデザインのダイニングチェアを組み合わせるコーディネートは、主に3つのメリットがあります。

個性的でおしゃれなインテリアになる

ダイニングチェアが揃っていると整然とした印象を受けますが、やや単調に見えてしまうことがあります。あえてバラバラの椅子を組み合わせるコーディネートは難易度が少し高いですが、バランスが上手くとれていると、遊び心のあるおしゃれな空間をつくれます。

椅子を選ぶ楽しみがある

ダイニングテーブルに対して、どんな椅子が合うか思いを巡らせる楽しみがあるのも、バラバラの椅子でコーディネートするメリットです。

また、デザイナーズチェアや上質な素材でつくられた椅子を購入するには、相応の費用がかかります。そこで、一度にダイニングテーブルの大きさに合う数の椅子をすべては買うのではなく、購入資金を貯めながら、椅子を探して買い足していくという方法も。最初に住む人の数の椅子など、最低限必要な分を揃えて、来客用などの予備の椅子は後から買い足すという方法をとれば、さほど不便に感じることなく、インテリアを楽しめます。

ダイニングテーブルを使い続けられる

ダイニングテーブルとダイニングチェアをセットで購入した後、椅子が先に壊れてしまった場合は、ダイニングテーブルだけ活かすという選択肢も。お気に入りのダイニングテーブルをイメージを変えて使い続けられます。

ちなみに私の家はこのパターンです。布張りのダイニングチェアが汚れてしまい、張り替え費用が椅子の価格と見合わなかったため、ダイニングチェアの張り替えを断念。さらに買い替えた椅子が数年で次々と壊れていったこともあり、今は20年以上使っているダイニングテーブルに、2種類の椅子を組み合わせています。

統一されている部分をつくるのが基本!

ダイニングテーブルにデザインがバラバラのダイニングチェアを組み合わせるといっても、色や素材、インテリアテイストなどのすべてが異なると、ちぐはぐな印象になりがちです。不揃いの椅子を組み合わせるときは、どこか統一している部分をつくるのがコーディネートの基本です。

また、ダイニングテーブルに対して、ダイニングチェアの座面の高さや幅などのサイズ感も確認しましょう。

バラバラのダイニングチェアのコーディネートのコツ

ダイニングテーブルにバラバラのダイニングチェアを合わせて、おしゃれに見せる方法として、色・素材、インテリアテイストを揃えるときのそれぞれのポイントをまとめました。

色、またはトーンを揃える

バラバラのデザインの椅子でも、色あるいはトーンが揃っているとまとまりが感じられます。

ここでいうトーンとは、色の明るさを示す明度と、色の鮮やかさを示す彩度の組み合わせによる色調のこと。たとえば、ペールトーンはパステルカラーですが、椅子の色がバラバラであっても、どれもペールトーンのカラーであれば、まとまりのある印象を受けます。

また、椅子の張地をソファの張地やクッション、カーテンなど、部屋のどこかの色と合わせるのも、つながりが生まれてまとまりが感じられる方法です。部屋全体の色数を抑えることもポイントです。

素材を揃える

デザインがバラバラでも、木製の椅子、プラスチック製の椅子、脚がスチールの椅子といったくくりで素材を揃えると、まとまりが感じられておしゃれに見えます。

「木製の座面+スチールの脚の椅子」と「全体が木製の椅子」、あるいは「木製の座面+スチールの脚の椅子」と「全体がスチール製」の椅子といった組み合わせも、デザインによっては相性がよいです。

インテリアテイストを揃える

色や素材が異なっても、インテリアテイストが統一されていれば、バラバラのデザインのダイニングチェアでも馴染むことがあります。たとえば、北欧モダンの椅子で統一する、カフェ風の椅子でまとめるといった形です。

椅子にチェアパッドを敷く

ダイニングチェアに同じチェアパッドを敷くと、統一感が生まれます。チェアパッドとは、椅子に敷く薄いクッションのこと。数百円程度で購入できるものもあり、木の椅子などでは座り心地もよくなります。(私もチェアパッドを使っています。)

まとめ

ダイニングテーブルにバラバラのダイニングチェアを組み合わせるコーディネートは、バランスが難しいですが、個性的でおしゃれな空間を目指せます。バラバラのデザインの椅子を選んで、インテリアを楽しみましょう。

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執筆者

運営者。インテリアコーディネーターの資格・経験を持つライター。

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