【図解】ダイニングテーブルのサイズの選び方:1人・2人・4人・6人用

ダイニングテーブルはサイズが大きいほど、来客時などの大人数での食事に対応できますが、大きすぎて場所をとってしまい、後悔するケースも。ダイニングテーブルは「○人用」と表示されていても、サイズは商品による違いがあります。使う人数に合わせて適切なサイズのものを選択すると、スペースを有効活用できます。

1人が食事をするのに必要なテーブルのスペースを押さえたうえで、1人用、2人用、4人用、6人用に向いたダイニングテーブルのサイズの選び方を紹介していきます。

目次

ダイニングテーブルのサイズの基本

1人分(幅60cm×奥行40cm)×人数

ダイニングテーブルのサイズは、1人あたり「幅60cm×奥行40cm」の広さが最低限必要とされています。ただし、隣に並んで食事をすることを考えると、実際にはもう少しゆとりがあった方が使いやすいです。

1人分に必要なスペースは…小学校の机の大きさ!

ダイニングテーブルのサイズで、1人あたりに最低限必要な広さは「幅60cm×奥行40cm」といっても、イメージしにくいかもしれません。そこで調べてみたところ、これは小学校の机の大きさとほぼ同じ大きさです。小学校の机のサイズは、最近普及しているものは「幅65cm×奥行45cm」ですが、以前の旧JIS規格のサイズは「幅60cm×奥行40cm」でした。

小学校では、机は給食を食べるのにも使用するため、当然ともいえますが、「ダイニングテーブルで最低限必要な1人分のスペースは、小学校の机の大きさくらい」と考えると、想像しやすいのではないでしょうか。

人数別ダイニングテーブルのサイズの目安

1人用、2人用、4人用、6人用に適したダイニングテーブルのサイズを図で表しながら紹介していきます。それぞれのダイニングテーブルの図に、1人あたり最低限必要な広さである「幅60cm×奥行40cm」を人数分入れています。

1人用のダイニングテーブルの大きさ

1人用のサイズ:幅60~80cm×奥行60~80cm

1人用ダイニングテーブルサイズ

ダイニングテーブルで1人あたりの必要な大きさは幅60cm×奥行40cmですが、現実的には市販されているテーブルでは、あまり見かけないサイズです。ゆとりを設けるという理由からも、1人用のダイニングテーブルとして使うには、幅60~80 cmのスクエアテーブルが向いています。少し大きめの幅70~80cmのスクエアテーブルであれば、2人での食事にも使えます。

1人暮らしのダイニングテーブル選びでは、ゲストを自宅に招いて食事をすることがあるかどうかを基準に、サイズを考えるのがおすすめです。

2人用のダイニングテーブルの大きさ

2人用のサイズ:幅80~120cm×奥行80cm

2人用ダイニングテーブルサイズ

2人用のダイニングテーブルとして、最低限必要な大きさは幅60cm×奥行80cm。ゆとりやバランスを考慮するととおもに、実際に一般的に市販されているサイズを踏まえると、80cmのスクエアテーブル程度の大きさは欲しいところです。幅120cmあるダイニングテーブルなら、来客時などに4人で食事するときにも対応できます。

4人用のダイニングテーブルの大きさ

4人用のサイズ:幅135~150cm×奥行80cm

4人用ダイニングテーブルサイズ

4人用のダイニングテーブルとして最低限必要な大きさは幅120cm×奥行80cmですが、実際に大人4人で座るとやや窮屈になります。日常的に大人4人で使用する場合には、幅135 cm以上のサイズが理想的です。

また、幅150cmのダイニングテーブルは大人4人でゆったりと食事ができるため、品数が多い食卓にもおすすめ。来客時などに5人で使いやすいサイズでもあります。

実際に私の家では、4人家族で幅135 cmのダイニングテーブルを使っていますが、子どもが小さい頃はちょうどよいサイズでした。しかし、子どもが成長してほぼ大人になると、幅150cmあるとよいなと感じでいます。

6人用のダイニングテーブルの大きさ

6人用のサイズ:幅180~210cm×奥行80~90cm

6人用ダイニングテーブルサイズ

6人用のダイニングテーブルとして最低限必要な大きさは幅180cm×奥行80cmです。3人ずつ横並びに座る方法と、それぞれの長辺に2人、短辺に1人座る方法があります。6人がテーブルに3人ずつ横並びでゆったりと座るには、幅200cm以上の大きさが必要です。

ダイニングテーブルのサイズを決めるときには、椅子からの立ち上がりのスペースや通路スペースが確保できるか、確認することも大切です。
以下の記事で、ダイニングテーブルのレイアウトで動線を確保するために必要な寸法について紹介しています。

来客用の対応にエクステンションテーブルという選択肢も

来客に備えて大きめのダイニングテーブルを設置すると、ダイニングのスペースによっては邪魔になってしまったり、広いテーブルを持て余したりしてしまうことがあります。そこで、必要なときだけ天板を拡張できる、エクステンションテーブルを選ぶのも選択肢となります。

エクステンションテーブルは天板の拡張の仕方によって、バタフライ式、スライド式、はめ込み式という種類があります。

バタフライ式

バタフライ式はメイン天板の片側、または両側に折り曲げてある拡張用の天板を持ち上げて固定するタイプです。天板を簡単に拡張することができますが、拡張用の天板が見えるため、デザインによっては気になる可能性があります。

スライド式

スライド式はメイン天板の下にある拡張用の天板を引き出すタイプで、外側になる脚も同時に移動します。長さを自由に調整できるというメリットがありますが、2つの天板に段差が生じます。

はめ込み式

はめ込み式はメイン天板をスライドさせて、収納してある拡張用の天板をはめ込むタイプです。テーブルの見た目は通常時も拡張時もすっきりとしていますが、継ぎ目ができることや拡張にやや手間がかかることが難点です。

まとめ

ダイニングテーブルのサイズは1人あたりの大きさの目安が「幅60cm×奥行40cm」とされていますが、実際にはこれよりもゆとりがあった方がゆったりと食事ができます。ダイニングテーブルのサイズをイメージしにくい場合は、今、使っているテーブルの大きさを測り、サイズ感を把握しましょう。インテリアショップに足を運び、サイズ感を体感するのもおすすめです。

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執筆者

運営者。インテリアコーディネーターの資格・経験を持つライター。

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